



映画『竜二』公開40周年記念上映 公式パンフレット初版です。
(B4 | 4C | 60P|日本語 )
公式サイト https://makotoyacoltd.jp/ryuji/
スターになることを夢見て、自ら脚本を書き友だちを巻きこんで、35mmフィルム撮影、35mmプリント上映の商業映画を作るという、前代未聞のプロジェクトを始動。原作脚本主演の金子は、1983年10月29日初公開、満員立ち見となった初日舞台挨拶を終えた翌月11月6日にがんのため死去。本作は1983年度の映画賞を総なめにし、以降日本映画の潮流が変わったといわれる。マコトヤ配給による公開40周年記念DCP初上映の機に、名匠 冨永浩一氏がAD&Dを手がけ、伝説の俳優 金子正次による伝説の映画の誕生の軌跡を丹念に綴った初の本格パンフレットです。
内容は、試写のお知らせに添えられた金子正次自筆の手紙や豊富な場面写真と別撮り写真 演劇歴も網羅した初の金子正次年譜(受賞映画賞、金子正次と『竜二』についての作品一覧含む) 手書き脚本 当時の助監督と撮影のノート かつてのチラシや前売券など貴重な資料画像で構成された制作ノート 初のキャスト&スタッフ プロフィール のほか読み物として、「金子正次インタビュー」塩田時敏:映画評論家 初公開時パンフレット再掲載 レビュー「この作品のディティールは、大きなワイドスクリーンの上でのみ本領を発揮する」Donald Richie:映画評論家 1999年NEW PRINT版パンフレット再掲載 レビュー「北野武、崔洋一ら、すばらしい日本映画の復興を予感させる『竜二』の出現」Roberta Novielli ベネチア大学教授、カフォスカリ短編映画祭アーティステック・ディレクター 1999年NEW PRINT版パンフレット再掲載 書き下ろしレビュー「理由なき者たちのよすが」谷岡雅樹 作家・建築物環境衛生管理技術者 5600字版 犯罪学の視点から・書き下ろし「昭和のヤクザ、令和のヤクザ」Martina Baradel オクスフォード大学社会学部犯罪学 博士研究員
2023/10/27より、テアトル新宿 シネ・リーブル梅田 アップリンク京都 ほか上映時の劇場販売品。
【INTRODUCTION】三東会の花城竜二といえば、新宿界隈ではちょっと名の知れたヤクザだった。闇のルーレット場をアパートの一室に開き舎弟二人に仕切らせ、ヤクザ稼業は順調だった。しかし、ある日、妻と娘のためにヤクザ稼業から足を洗う。仕事を見つけ、毎月給料を妻に渡し、夜は娘と過ごす。平凡で質素な家族との生活に最初は心の安らぎを覚えた竜二だったが。明日も続くだろう平穏な暮らしに不安を覚えはじめる。第8回湯布院映画祭ベストテン1位、第7回日本アカデミー賞、第38回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞特別賞、第8回報知映画賞、第5回横浜映画祭 各賞、第57回キネマ旬報ベスト・テン 各賞、’83年度映画芸術 ベストテン、第9回映画ファンのための映画まつり など。
【CREW&CAST】プロデューサー=大石忠敏(川島透) 脚本・原作=鈴木明夫(金子正次)
監督=川島透 撮影=川越道彦 照明=磯貝誠 美術=小池直実 主題曲「ララバイ」唄=萩原健一 バーボンレコード 出演=金子正次 永島暎子 北公次 佐藤金造(現・桜金造) 小川亜佐美 泉アキ 菊地健二 もも 銀粉蝶 土方鉄人 壇喧太 岩尾正隆 大塚吾郎 高橋明 堺勝朗 高杉哲平 戸川暁子 笹野高史 かいどう旬 前田哲朗 製作=PRODUCTION RYUJI
【SPEC】1983年|カラー|アメリカンビスタ|モノラル|92分